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マッハで酔うぜ ~シニカルKのゲーム記~

頼もしい奴だ
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『BatteryNote』プレイ感想

以前から気になっていた『BatteryNote』というゲームをSteamで購入&プレイしました。インディーズ!



「問題のあるロボット達を好きなように(=オシオキ)できるゲーム」と聞き、邪悪なニンゲンである私はウキウキでプレイしました!

ゲームの性質上、何を書いてもネタバレになりそうなので、開き直って思いつくことは全部書いておきます。
そういうわけなので、未プレイの方の閲覧は盛大におすすめしません。

というか、作者様の意向として、「まずやってみてね」という感じだと思います。(たぶん)

※このゲームはゲームパッドなしでも快適に遊べます(私的重要点)


一周目は心の赴くままにプレイ!
お~ら鉄屑ども覚悟しろwww



……とかやってたら、結局一度もオシオキスイッチ押せなかったわemojiemojiemoji

うるせえ!! 私だってヤる気だった!!! 私は嗜虐心の権化だ!!! 安心しろ!!!!

だけどちょっと待って?
「アノマリー(危険認定されたロボ)」という設定が大義名分らしいけど、ゲームの基本システムは「会話」だよ?
そんなの「絶対に何か、彼らなりの理由がある」って思ってお話聞いちゃうでしょ!?
「犯罪者には何をやってもいい」みたいな単純な考え方は許せねえよ!?!?
(※これは作者の配慮を真っ向から否定する考え方です、申し訳ございません)

そう思ってじっくり聞いてたら、いつの間にか寿命来てた! みんな安らかに眠ってた! マジウケる!
えーと、これ、「僧侶体験ゲーム」だっけ??(もうマジお坊さんになった気分だった)
いやどちらかというと霊をなんとかするシャーマンキング……(どっちでもエエ) いとおかしやでえ!

ていうか、冷静に「コイツらには罰を与える理由がある」と思っても、同時に「どのみち余命幾ばくかなのに?」って思わない?
そう、彼らにはきちんと「罰を与えるべき公的な理由」が存在するのだ。
でもそういった決断も私はできなかった。
むしろ「公的な理由」を提示されたからこそ、私は「個人」として彼らに歩み寄る必要があると思ってしまったのかもしれない。
うーん、私ってば裁判官向いてないな。


「余命幾ばくかの犯罪者」なんて、その命の責任を私が負うか否かというだけだ。
そういう意味では私は、死にゆくだけのロボットをただ傍観していただけのカスだ。

もちろん、「自分に命の危険があったら別」とは思っていたよ!
プレイ前、私は「"ざまあ"はしない、ただし命の危険を感じたら遠慮なくポチリ」とルールを決めていた!
けど、そんなヒマなかったじゃん!? アシスタントが逐一安全性についてお知らせしてくれていたし!
というかゲーム全体の流れとしてやたらと「スイッチを押したほうがいいぞ」的なムードをゴリ押ししてくるものだから、かえってきな臭く感じちゃったよ! いちいち「もっと隠された情報があるんじゃないか」って疑ってしまって決断できなかった!
そう! これは私を「悪」の道に誘導する、メタ的にイジワルなゲームなんじゃないかって!!(人間不信)(※大体「MOTHER」シリーズのせいです)


まあ、思わずスイッチを押したくなるような挑発的な描写はなかなか上手いと思ったよ!
「とりあえず話を聞く」と決めていたら見逃しちゃうけどね! 私の嗜虐心は誰の指図も聞かぬ!
というか本気でムカついたときって直でひっぱたきたい(倫理アウト)

うーん、でもこの私の考え方、「お前が"悪"かは俺が決めてやる!」って感じで、それはそれで危ういかもしれないな。
それは私刑的な考えに至るかもしれないし(私刑は犯罪。いいね?)、あるいは人の油断を誘うタイプの妖怪に食われるいとおかしおばかさんになってしまうのかもしれない。
私は間違いなくSCP職員にもなれないだろう。

まあいちいちこんな反省だの哲学だのはしなくていいゲームだと思うけど!?!?

とはいえ、私としては、ゲームに用意された要素はなるべくすべて美味しく頂きたいので(インディーズゲームなら特に)、二周目以降は「フラグ」「エンド収集」「未回収テキスト」と割り切ってプレイしました。
もはや「反応が見たい」という理由ですらありません。こいつマジモンのサイコじゃねえの?

……で、このオシオキスイッチ(高電圧スイッチ)、これの作用が思った感じとはやや違いました。私、また説明を理解してなかったのかな……。
できるアクションは要するに、「充電コードを繋ぐ」「コードを繋いだ状態で電圧を上げる」(この高電圧でバッテリーの限界を超えると……)みたいな感じです。
こうして書くと、なかなか回りくどいことやってんな。

ただ、このスイッチの存在がこのゲームの目玉ということは間違いないです。このゲームはコレを中心に設計されています。(多分) もうスゴかったです、色んな意味で。
あとなんというか、ところどころで「おや?」と思ったところは作者のヘキでしょう!(クソ言いがかり)
えーと……これ、ベースケなゲームじゃないッスよね? ダ・ン・ナemoji(クソサーベリー)

感情移入全振りのゲームだったので、結末はいずれもメンタルにダイレクトアタックでした。本当に色々と。
一番泣いたのはNo.5(サーベリー)です

なんか色々書いちゃったけど、総合的にはプレイしてよかったです!!(非常に好評)
「やさしい設計」(ストアページより)なのは間違いないし、設定もしっかりしているのでおすすめ!!
坊主になるか、処刑人になるか、恋愛ゲーム(?)になるかはキミの手にかかっている!
たぶん、ゲームの趣旨から察するに、一番コワイやつがトゥルーエンドです。(※個人の感想です)

後悔はしていない!!!


P.S.
「ジェシカ」が女性名でありながら一人称「ボク」だったりして、そのへんの何かしらの気持ちが本人の口から聞けるのかな? と思ったけど、そんなことはなかったぜ! スマン、私が野暮だった。

あっ! あとね! 「笑ってくれ」って言われたところ!
ああいうのって「みんな気遣ってくれるけど、笑い飛ばしてくれたほうが楽」というケースは少なからずあると思うんですよ! だから私、初回で笑ってやった! それが私なりの優しさだった!
なんでHATE選択肢なんだよクソ。(相手の性格を理解していなかったな?)

あとは「私がスイッチを押せなかった理由」についてもう少し明確にしておこうかと思ったのですが、ちょっと喋りすぎたので、これはもう各々で察してください!

あともう一つ、「これからの時代、AIとの付き合い方」について、良い経験になるかもしれません。


11月13日は「世界やさしさの日」です。

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自己紹介: TBOIで悔い改めろ!!
ほぼSwitchしか動かさないです。

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